交通事故・労災
交通事故でのケガについて
都道府県別事故発生件数
1位 愛知県
2位 大坂府
3位 福岡県
4位 東京都
5位 静岡県
出典:警察本部「平成29年中の交通事故の発生状況」2017年
交通事故被害で多い症状
交通事故被害で多い症状で,むちうち症と言うものあります。このムチウチ症は医学的な原因の特定が難しく、自己申告の「痛み」の訴えのみになってしまう場合があります。
自分の訴えのみで、通院し続けるのは気まずかったり、忙しくて通院する時間がなかったりで、通院をやめてしまう方がいらっしゃいます。
数ヶ月から数年経ってから症状が後遺症・後遺障害となって発現して、生涯、むちうち症の後遺症・後遺障害に悩まれる方が多くいらっしゃいます。
後遺障害は、発現する症状が普段の生活に支障があり”つらい”というのはもちろんですが、症状によって交通事故を思い出してしまうこともあるため、尚のこと”つらい”と悩まれる方がいらっしゃいます。
交通事故の被害者の方が,一日でも早く普段の生活に戻るためにも,交通事故によるむちうち症などのケガの発見と治療が重要です。
むちうち症などの交通事故によるケガに詳しくて,「痛み」などの訴えに理解があるようなクリニックに通院することをお勧めいたします。自己申告の「痛み」の訴えになってしまう気まずさは、少し軽減されると思います。
むちうちとは
交通事故などで首に不自然な強い力が加わったことによる首の捻挫です。衝撃を受けた時に、鞭がしなるように首が動くので、むちうちと呼ばれているそうです。医学的な診断名としては、頸椎捻挫や外傷性頚部症候群などになります。
むちうちでよくみられる症状
・首の痛み
・肩、背中の凝り
・頭痛
・めまい
・吐き気
・足
・指先のマヒ
・だるさ(疲れやすい)
また、むちうちの症状は、『急性期症状』と『慢性期症状』の2種類に分類されるのも特徴です。
交通事故は、痛みはなくとも受診が大切
追突事故などの交通事故の後には、以下のような特徴的な症状が発生するリスクがあります。
・首のむち打ち症(頚椎捻挫)をはじめ、腰や背中、腕などもつらい
・異常がないと言われたのに症状がおさまらない
・関節可動域がせまくなる(柔軟性減少、腕や足が上げづらいなど)
・自律神経症状に悩まされる(頭痛・だるさ・無気力・しびれ・めまい・食欲低下など)
・集中力が低下する(長時間の作業が苦手になる)
・痛む箇所が移動する(昨日は腰だったが、今日は首が痛む。など)
・夜間や明け方に症状が出る
・季節の変わり目や季節によって症状が出る
・雨の前や雨の時に症状が出る
・症状が消えたと思ったら、数日後にまた出現したりする
・運動すると痛みが増す
・身体の冷えや寒さに敏感になる
・姿勢によって痛い時がある
・疲れやすい